「旅猫リポート」を観ました。
観たいなと思いつつも、泣かされるのが分かっているから躊躇していたのですが、私より先に両親が観にって、母はどうしても私と映画の話をしたいらしく、ちょろちょろとネタバレするのですが、それを嗜めると今度は一言も話さなくなってしまいました。それがちょっと可哀想だったので、さっそく今日観に行ってきました。
以下、ネタバレになると思いますので、ご注意ください。
母は、主役の猫を以前うちにいた猫に重ねて観ていたみたいなのですが、私としてはそんなに似ているとは思えなくて、そういう切り口での感情移入は出来ませんでした。
私が強烈に思ったことは、ラストの方の一周忌に集まった友人たちと叔母さんの会話のシーンを観て、もし私の死後同じ様に私を懐かしんで語り合ってくれる友人、親族がどれほどいるだろうという思いでした。それと「何も聞かずに、猫を預かってくれる」友人がはたしているのだろうか…
正直、私は「さとる」の様に、良い人間ではないと思う。確かに猫たちの為ならば何でもするし、実際してきたと思う。でも、人間関係をみるとどうだろうか…自分の望みを叶えるためにたくさんのヒト、コト、モノを犠牲にしてきたと思う。自分勝手ですよね。
両親や兄弟にさえ、自分の我を通してきた、そして破綻してしまった。それでも、そんな私を両親や兄弟は受け入れてくれた。今は感謝しかありません。恩返しをしなくちゃと思います。わがままに距離を置いてしまった友人にも、今は謝りたい。
「さとる」の様な良い人間になりたいと思います。
評価:★★★★☆
アリスちゃんとの掛け合いシーン「姉御!!」は要るのかな???原作通りならごめんなさい。あそこだけ何だか異質な感じがしたのです。それから予想通り、泣かされました。しかも冒頭から…猫の交通事故のシーンは辛い。